「朝は４本足、昼は２本足、夜は３本足という生き物は何か？」
これはエジプトやギリシャの神話に登場する怪物スフィンクスの謎かけです。答えることができなければ、スフィンクスはその人を殺してしまうというものです。
ご存じの方も多いと思いますが、その答えは「人間」です。人間は、赤ちゃんの時は四つん這いで歩きます。やがて成長すると２本足で歩きますが、老年になると杖をついて歩くようになるので3 本足になるわけです。人の一生を１日に置き換えている点が、この謎のミソです。
この謎かけは、人間は一生の間、同じ有様でないということを教えてくれます。赤ちゃんとして生まれてから、人は成長していきますが、ある時期を超えると、今度は年を取って衰えていきます。若いうちは、何事も一人でできると思いがちですが、やがて杖や他人に頼らなければならない時が来ます。そしてその先は、死が待っています。とてもつらいことですが、これは大昔から変わることのない人間の定めです。
移り行く日々の中で、私たちが考えるべきことはいくつもあると思いますが、一年に一度ぐらいは、自分は何のために生まれて、どこへ向かっていくのか、自分は何者か、ということについて、真剣に考えてみるべきではないでしょうか。
「人とは、何者なのでしょう。あなた（神）がこれに心を留められるとは。人の子とは、何者なのでしょう。あなたがこれを顧みられるとは。」（詩篇８篇４節）
世界のベストセラー聖書は、創造主がおられ、あなたはその神の意図によってこの世に生まれたと、語っています。そしてあなたはその神から愛されているのです。そのことが、聖書が最も伝えたいメッセージなのです。それ以外にも、人が生きていくうえで、どうしても知らなければならないことがあります。そのことについて聖書から分かりやすくお伝えします。